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過去の過ち

 
「コピー商品はもちろん、低クオリティーの商品はSJでは扱いません」などと大見えを切っていますが、実は過去には大きな失敗を何度かやらかしています。




たとえば、2008年くらいから急に前期M119用エンジン用のウォーターポンプのクレームが増え始めました。10個〜20個に一つくらいの割合で不良品だった記憶があります。
信じられないことですが、純正品でも似たような率でアウトでした。
おそらく、このとき純正品のクオリティーが一気に落ちて、それを元にして作った社外品はさらに酷い出来になってしまったのではないかと推測しています。

この時期には、他にもラジエターのロアホースでレムフォーダー製の不具合率が高かったりしました。
LEMFORDERといえば、OEMメーカーの中でも最も安定したクオリティーの製品を作るところなので、大丈夫だろうと思っていましたが、そうでもない製品も中にはあったわけです。
もっとも純正品でも中には酷いクオリティーのものもあるので、一概にOEMだからダメというわけではなく、これはそれぞれの商品によるわけで、ここが部品を扱うものにとってのノウハウになります。

いずれにしても、仮に不具合率が全体としては0.01%だったとしても、それに当たってしまったお客様にとっては100%の不良品率なわけです。

もちろん、不良品は交換、もしくは返金させて頂いているのですが、発送から3ヶ月以内で(商品によっては1年まで保証のあるものもありますが)、工賃まではカバー出来ません。
そこまで補償しようとすると商品の価格競争力がなくなってしまいますので、これは今でも本当に悩ましい問題です。

今私たちに出来ることは不具合率が極力少ない製品を選んで販売させて頂くことだけです。


ところで、なぜ、今日このことを書いたのかというと、ひとつの古い記事を見つけてしまったからです。

W126 500SEを買って、どこか126のオーナーズクラブにでも入会させて頂こうかなと思い調べていたら見つけてしまったわけです。

ここに書いてあることに対しては、何の言い訳も出来ません。
今のSJがあるのは、ここにあるような失敗を教訓として改善してきたことによると思っていますが、このとき酷い商品に当たってしまったお客様にとっては、実に腹立たしいことだったと思います。

今さらなのですが、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。

過去の過ちは消すことは出来ません。
でも、今と将来は変えていくことが出来ます。
この記事を見ると絶対忘れてはいけないことを今あらためて思い起こさせてくれます。

それにしても、ただでさえビジネスが絡むとこういうオーナーズクラブには入り難くなるのですが、こういうトラブルがあると余計に遠ざかってしまいそうです。
今の仕事をはじめて唯一残念なのは、全くの個人として他のオーナーのひとたちと一緒に楽しみたいと思っていても、なかなか受け入れてもらえなくなった点でしょうか。

どこか入れてくれるところないですかねぇ?


By OZW



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