フランジプレート ホイールバランス
所沢にある W201 の販売では間違いなく日本一有名な GUN AUTO TRADE に行ってきました。 今年で10周年なんですね。 社長の郡司さんとは20年近くのお付き合いなんですが、お互いクルマ好きが高じて、それを仕事にしてしまったという共通点もあって、クルマのことを話しているとついつい長居してしまいます。 「前にブログで書いてたぶつけた124のドアが開くって話あったでしょ。 サーキットでふづけちゃったんだけど、201も全部ドア開閉できたんだよ」といつもの201自慢が始まります(笑) EVO2のオーナーでもあるのですが、好きなんですね。 でも、実は扱っているクルマは 201だけではありません。 お客さんのクルマだそうですが、修理でこんなのも入庫していました。 綺麗な 124です。 300Eかな? と思ったら 何とハンマーヘッド!! 300E 6.0 AMG 7台だけ正規輸入されたうちの1台でした。 おっと、 今日は油売りに来たわけではなく、ちゃんと用事ありました。 実は、バグ出しテスト走行中の W124 E60 ですが、(例えばもてぎサーキットの1コーナー手前で) 150km/kくらいからブレーキングするとジャダーが出ました。 皆口さんに連絡すると、ローターかもしれないけど、先にまずホイールバランスを取ってください、とのこと。 新品ホイールに新品タイヤを用意して、愛知県の業者に出張で取り付けバランスを頼んだのですが、クルマに取り付ける前に重りがひとつ取れかけていたそうです。 多分シールが腐った安物の重りを貼り付けてくれたみたいです。 一事が万事、これではバランス自体もまともに取れていない可能性もあります。 ここで思い出したわけです。 フランジプレートを使って車体に取り付けると同じ状態でホイールバランスを取ってくれるところを。 通常のセンターロックのバランサーと比べると、ツールも高いし作業性もよくなく採算が取れないので、これを導入しているところはあまりありません。 実際、GUNさんのところでもビジネスというより、どちらかというと自分のクルマのバランスをしっかりと取りたかったという理由で高い機械を買っちゃったみたいです。 クルマ好きの自分が乗りたくないようなクルマは売らない。 自分が気に入っているクルマにだったらしないような整備はない。 これ、商いの基本です。 クルマによってフランジを使い分けします。 ベンツなどは左側のアダプターを使用します。 測ってもらうとやはり4本ともバランスが狂っていました。 組付けた後バランス取って、少し走ってタイヤが落ち着いてから再測定するとある程度狂うものだそうですが、そういうレベルの狂いではありませんでした。 出張専門業者さん、ちゃんと仕事しようよ 最後はトルクレンチでしっかり規定値で締めていきます。 この後 (例えばもてぎの裏ストレートで) 200Km/h越えからブレーキングしてもジャダーは見事なまでにすっかり治まりました。
GUN AUTO TRADEは、タイヤ屋さんじゃありません。
車両販売と整備が本業ですから、いきなり行ってホイールバランス取って、と言ってもいつでも対応できるとは限りません。でも、逆に一見さんお断りなんてことも全然ないので、先ず電話で予約されることをお勧めします。 それに、これまたお高いタイヤチェンジャーも設置されていますし、タイヤ屋さんではない分、しがらみもないので、どの銘柄のがそのクルマに合っているのか、といったことも相談できるので、お近くの方はお店覗いて見てはいかがでしょうか。 By OZW |