次期車輛復活計画35
アライメントを取って、これで機関系のレストアは完了しました! それにしても、足回り全部交換し、1G状態で、トルクレンチを使った以外は、目測と経験値に基づいた、言ってみれば、「勘」だけで締め付け調整していっただけなのに、アライメントテスターに載せてみると、ほとんど指定範囲内だったのは驚きでした。 しかも、最初にさらっと試乗しただけで、トーが少し開いてる感じがするけど、と言った言葉その通りに、今回調整が必要だった箇所はその部分だけでした。 キャンバーなどは、首都高メインで調整して欲しいという私の希望に合わせて、敢えて標準値からほんの少しずらしてもらっています。 夜遅くに愛知県から新東名経由で乗って帰ってきました。 高速はまさに水を得た魚状態です。 アクセサリー類はまだ何も付けていないので、オービスの位置は事前に調べておいて(171kmポスト付近)、途中、中央分離帯に 1kmおきに設置されている距離ポストの表示を読み取ろうとしたのですが、よく見えません。 視力落ちたなあ、と思ってふとスピードメーターを見るとかなりヤバイ速度になっていて慌ててアクセル弛めたくらいです。 あっという間に料金所でした。 そこから、真夜中の首都高は珍しく工事区間もなく、視界に一台の車もないときがあって、ここではコーナリングマシンと化します。 クリッピングポイント越えてハンドル位置センターで踏み込むと、一瞬リアが滑って ASRランプが点灯するのですが、ハンドルそのままで何事もなかったのように駆け抜けていきます。 あまりの楽しさに環状線を余分に1周してしまいました。 これほどまでに仕上げてくれたえちごや皆口さんには感謝!!です。 水温計の針はこの位置でぴったり止またまま、これより高くなることはありません。 思い切り飛ばした時も、昼間都心の渋滞にはまってもです。 500Eの場合、インマニの前、つまりエンジンから出てきた一番ホットな部分の水温です。 こちらはラジエター出口、ロアホースでの水温です。 80度を超えることはありません。 えちごや製の電動ファンの制御はこちらの温度を基に行っています。 つまりエンジンに入っていく水の温度をコントロールしているわけです。 皆口さんによれば、純正の水温計が示しているエンジンから出て来る水の温度を見てコントロールしているようでは手遅れで意味がない、ということでした。 水温のこともそうですが、このクルマ、我慢しなきゃいけない部分が何もありません。 乗り心地も悪くないどころか、ストロークもたっぷりあって快適です。 車高も下げていないから、段差も駐車場のストッパーも気にする必要がありません。 それでいてロールやピッチングは見事に御されていてコーナーを攻める時もフルブレーキング時にも全く不安を感じません。 エアコンはデンソー製のコンデンサーの威力もあって、寒いくらいに冷えます。 現行の63 AMGシリーズより車重が軽いのにボディー剛性は断然上ですし、トータルでは、もしかするとこのE60のほうが速いんじゃないかとさえ思えます。 124のポテンシャルの高さ、恐るべし、といったところでしょうか。 これから先は、内外装のレストア、排圧可変マフラーの装着・・・ でも、それやるとミッションは限界を超えるでしょうから、ファイナルを2.65に落として、400E用の1速発進ATへの換装 (実はもう既に2.65ギアと400Eミッションは確保済みだったりして)。 そうすると今度はドライブシャフトがきっと折れるので、エンジンのトルク曲線の山を高回転寄りにチューニングする必要があり (実はこれも目処がたっていたりするんですが)・・・・ そんなこんなで、このクルマに関して、全て完成しました、といえる日は来るのだろうか、という感じになってきました。 By OZW |