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次期車輛復活計画42

 
昨日の続きです。



全部外すと既に断熱材が張られた天井が現れました。
もちろん元々はむき出しの鉄板ですが、この60の場合は全面防音断熱処理を施してきていますので、天井部分も抜かりなく施工しています。




ライナーの素材や色は選べるのですが、今回は純正に一番近い色で、素材は更なる断熱防音効果を狙ってスポンジがサンドイッチされた厚めの生地を奢りました。




先にボードにスプレーガンを使って業務用ボンドを吹きかけていきます。




次に生地のほうにスプレーします。




2度目のスプレー。
1度目が縦方向に吹いたので、今度は横に吹いていきます。

同様に生地の方も2度目のスプレーを吹きかけます。




ボードの上にそっと乗せます。
強く押し付けてはじめてしっかり接着されるので、まだこの状態ならずらすことも可能です。




接着面同士を押し付けるともうはがせなくなるので、ここは一発勝負。
なので、当然ここはプロに任せてヘルプの者は見学するだけです。

ちょっと引張りながら縁の方から先に接着させていくのがコツのようでした。




最後に少し浮いている真ん中を引っ付けていくと更に全体にテンションがかかって綺麗に張れます。




折り返し用ののりしろを5cmほど残して周りをカット。




コーナー部分には切れ目を入れておきます。




折り返して余分なところをカットして完成です。




出来上がったルーフ本体のほうをサンルーフから回しながら入れて先に取りつけてしまいます。




お次はサンルーフボードに張っていきます。
こちらは小さいので面倒ですが、技術的にはむしろ簡単です。




こちらのボードも同じように張って、のり付けした折り返し部分を念のために絶縁テープではがれない様に補強しました。




上記ふたつを合体させて




取り付けて、完成です。

朝10時から始めて、途中昼食休憩を挟みましたが、3人がかりで、夕方5時までかかりました。
意外にサンルーフ部分に時間がかかりました。

実際やってみて思ったのは、プロでもひとりでやるのは厳しい作業です。
最低助手はひとり必要で、1日仕事です。

素人がやって出来るかと言われれば、出来なくはないと思います。
但し、1台めはピラーなどを外すときに爪を折るとか何かを壊すことになるでしょうね。
2、3台はしわが寄ったり真っすぐ張れなかったりすると思います。
余程筋のいいひとでも、同じ車だけを続けてやって、多分プロ並みに仕上がるのは5台めくらいからじゃないでしょうか。


By OZW



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