12時間耐久レース、あれっていくらかかるの？
とよく訊かれます。

上を見たら青天井。
速さは金で買える、というのは紛れもない事実ですから。

今回の車両はSJ株主さんが用意してくださったクルマなので、これにかかったお金はよく分かりませんが、ベース車両代含めて150万円くらいでしょうか。
今年になって作り始めたばかりなので、軽量化とボディー補強、それに車高調入れた以外、エンジンなどはノーマルです。

コーナリングスピードはトップグループと勝負できるレベルでしたが、立ち上がりで離されストレートでは抜かれまくって、最終的に96台中44位でした。
今の車両ではドライバー全員の腕が飛躍的に上がっても30位以内に入るのは難しいと思います。
トップ争いが出来るレベルにするにはエンジンいじって、そうすると今では問題ないブレーキも強化する必要も出て来るわけで、また150万くらいは平気でかかります。

まあでも、順位を気にしなければ、50万円くらいで適当なベンツかBMWのマニュアル車を買って、15万円くらいでロールバーを組込むだけでも十分楽しめると思います。
なぜベンツかBMWかというとフルノーマルでもそのまま12時間サーキットを走り続けられるからというのと、その値段でもちゃんと走る車が手に入るからです。

車両代以外にかかるものとしては
Ｓ(セミスリック)タイヤ。２セット完全に使い切りますから、E36用で約20万円
今回は使いませんでしたが、レイン用のタイヤも２セット用意して、これが約15万円。
ブレーキパットが耐久レース用 1セット、ローターも1セット使い切るので、両方で約10万円
ガソリン約200L。サーキット内の給油スタンドは独占価格で去年は200円弱、今年は180円弱でした。
エントリーフィーが保険代合わせて25万円。
油脂類は全て１レースで要交換なので、最低3万円 (ちなみにエンジンオイルは、フックス チタンユニバーサル 50で、12時間全開走行で最後までエンジンはノートラブルです)

ドライバー5人で分担すればひとり15万円くらいです。

これ、多分一番の障壁は、この金額じゃなくて、一緒にやれるひとが５人以上集まることかもしれませんね。

By OZW