禁断の世界
今から、201や124を購入しようと思うんだけど、という相談を受けることが多くなってきました。 お金をかけられれば凄くいいクルマですけど、そうでないなら止めたほうがいいですよ、と私はいつも答えています。 先日、エスファクトリに寄ったときに入庫していたW201 から外した足回りパーツです。 走行距離も少なく、ショックの交換だけでもよかったのですが、どうせなら、全部換えたいということで、40万円近くかけたそうです。 こちらは、W124 500E 今回は、ラッシュアジャスターやチェーンガイドをはじめエンジンヘッドの総リフレッシュと電動ファンなど冷却系の全交換他で、120万円以上の整備だったそうです。 実は、このクルマ、今年に入ってからだけでも、これ以外にも100万円以上使っています。 そんなにお金がかかるのか、と思うひともいるかもしれませんが、どちらのクルマも絶対必要な整備だったわけではありません。 いわば、新車の乗り味をもう一度蘇らせたいオーナーが趣味でやっているだけなんですが、でも手を掛ければ確実に良くなるのがこれらのクルマなので、止められないんですね。 お金をかけたくなってしまう恐ろしいクルマです。 もっとも、201も124も単なるアシ車として動けばいいと考えているなら大してお金はかかりません。 お金のことを言うなら軽自動車が一番安上がりなわけで、何もわざわざこんな旧いベンツになんて乗る必要もないでしょう。 でも、きっちり整備されたこれらのクルマに乗ると今どきの手抜き車には乗れなくってしまうほど貴方を虜にしてしまうでしょう。 ある程度の財力か覚悟があればこの禁断の世界へようこそ(笑)、といったところでしょうか。 By OZW |