M119 6.2L エンジン
W124 500Eなどに使われているM119エンジン これの排気量アップでは、M117のクランクシャフトを流用加工してストロークを85.0mmから94.5mmにするのはだいたいどれも共通です。 あとはボア径を 100mmにして 6.0L、102mmにして 6.2L といったバリエーションがあるとされています。 でも、AMG がレース用で制作していた 6.3Lは、後のM156エンジンをベースにしたものだったことから、M119ベースで6Lを超える排気量のものは、耐久性の問題でとっくの昔に絶滅したとか、AMGがテスト用に製作しただけで販売はされていないとか、そもそも最初から存在したのか怪しい、などとほとんど都市伝説のようになっているのが現状です。 取引先の業者さんからパーツ見積依頼があって、その時頂いた車体番号を打ち込んで、何気にデータカードを出力してみると、 セールス名称: MAYBACH 62 紛れもなく、AMGが制作した 6.2L です。 今まで文献でしか見たことがなかったのですが、現実に存在していたんですね。 By OZW |