R107 560SL AMG
500Eと並行して整備中のR107。 サスペンションが動いていないようなのでチェックしてみると、案の定スプリングに線間密着の跡がくっきりと見て取れます。 スプリングには当然有効ストロークというものがあります。 それを超えるとショックの底突きと同様、スプリングも底突きします。 これが線間密着で、スプリングで吸収されるべき衝撃がボディを直撃し、酷い場合にはボディーを破壊してしまいます。 車高を下げたくて、どんどんスプリングをカットしていってしまったのかもしれませんが、有効ストロークを計算しないで適当に取り付けてしまったようです。 ショックとの位置関係もありますが、ざっくりいうと (一輪の軸荷重/スプリングレート X 2.5)mmのストロークは必要です。 さて、気を取り直して。 上がR107純正のパワステオイルクーラーです。 ラジエターの前にある単なる鉄パイプなので、これがクーラーだなんて知らないひとも多いかもしれません。 下が今回取り付けるパワステクーラーです。 ちなみに、W211なんかですと、こんな感じにパイプのまわりに剣山付けて効率アップさせていますが、基本構造は変わっていません。 W126もそうなんですが、この時代のベンツは腹下の空力にまでは考えが及んでおらず、アンダーカバーなどはありません。 街中流すだけならそれでもいいのですが、高速はあまりよろしくありませんので、ワンオフで制作することにします。 私の60の床下整流板と同じアルミ板でいけそうです。 By OZW |