沖縄の自動車保険事情
今年は暖冬ではないかと予想されていましたが、ここ最近の沖縄もかなり冷え込んでおり、毎日暖房をつけて仕事をしています。 先週のことですが、早いもので86を購入してから初めての車検を迎えました。 定期的に点検に出しており、これといって悪いところもなく必要最小限の部品交換で済みました。 追加でATFとデフオイルの交換をしてもらい、保証の継続をして合計7.5万円ほどでした。 クーラントの交換は後日の作業となりましたが、ディーラーでもそれほど高くないといった印象です。 ところで沖縄では自賠責保険料が本土より割安になっているって知ってました? 本土だと86の自賠責は24ヶ月で27,840円だと思いますが、沖縄本島では 12,890円と半額以下です。 民間の任意保険も沖縄料率というのがあって本土より2割程度安いようです。 さらに沖縄県内でも離島の方が本島よりもっと安くなっています。 人口10万人あたり事故発生件数は沖縄県の場合 475件と全国平均の522件よりは下なのですが、極端に少ないというわけではありません。 でも、人口あたりの保険金支払額は、8,129円と全国平均の 14,133円を大きく下回っており「沖縄の人は事故を起こしても、保険会社を通さずに話し合いで解決することが多い」とは言えそうです。 なので、このことが沖縄料率が低くなっている理由のひとつではあるのでしょうが、どうやら一番の理由は沖縄返還時の歴史的経緯にあるようです。 つまり、復帰前の沖縄は自動車による死亡事故も少なく、保険料は比較的低額だったのですが、復帰と同時に保険料を本土水準に引き上げると、沖縄県民に過当な負担を強いることになるとの理由で、沖縄だけは本土より優遇された保険料基準が設定され、それがそのまま今日まで引き継がれているのだそうです。 理由はともかく保険料が安いのは有難いことです。 By 石川 |