EVO1とEVO2のピストン
ピストン間のクリアランスがもうほとんどありません。 本当にギリギリまでボアが拡げられていることが分かります。 ピストンヘッドはバルブ用に切込みがあるだけで、凹みもほとんどないことから、圧縮比も当時としては限界まで上げていたようです。 こちらはEVO1のピストンです。 なんとうちの倉庫にありました。 EVO2と比べるとピストンヘッドの凹みが大きいですね。 このことから、予想通りカムのリフト量はEVO2とは異なり、圧縮比も少し違うことが分かります。 ということは、やはりEVO2の腰下にそのままEVO1のヘッドを載せるとバルブがピストンに当たると思われ、ポン付けは出来ないという結論です。 それでも、EVO1のカムを加工するか、あるいはEVO2のカムが使えれば何とかなるかもしれないということで、オーナーさんからはEVO1ヘッドの注文をして欲しいとの依頼がありました。 送料入れると結局120万円にもなるパーツを一か八かを承知の上で注文頂いたのは初めてです。 最悪ピストンは4個揃ってるので、まあ何とかなるんでしょうけど、ドイツに発注かけた時にはちょっと緊張しました。 By OZW |