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W124 E320 マラカイトグリーン 14

 
ヘッドを載せるときの一番の気を付けたい部分が、カムを組んでチェーンを張るところです。

先ずカムを入れてカムホルダーを締める時にカムが折れてしまう事故がよくあります。
別に全然強く締めてないのにカムって意外と簡単に折れます。
実際、プロのひとでもカムを折ってしまったんで、ということで時々注文を頂くことがあるくらいです。




104エンジンの場合、1番シリンダーのピストン位置を上死点前30度に合わせておいてから、カム山の頂上の向きが IN, OUTとも2番シリンダーのところで真下を向く位置でセットしてカムホルダーを仮付けていきます。
この向きがカムが最も折れにくいポジションになります。





次にチェーンの位置。
マニュアル通りに、可変バルタイ用のカムアジャスターを一番遅角側に回しておいて、位置合わせ用の穴(4mm)に適当なピンを挿しておけば、どうやってもチェーン位置なんて狂わないだろうと思うかも知れませんが、そうでもありません。




この写真の状態、実はチェーンひとコマずれています。
このまま組んでも調子悪いだけでエンジンは回ってしまいますので厄介です。

今回は、0.2mmヘッド面研していますが、これだけでも何度か違ってきます。
ここで既にマニュアルの記述通りの状態ではなくっているので、最初から最後まで全部 DIYでは厳しいですね。
この部分だけは、104エンジンを熟知しているプロにチェックしてもらう必要があるかと思います。


By OZW





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