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M119用エアクリーナーボックス Ver.5の秘密


純正ノーマルのエアクリーナーボックスです。
エアブローガンを構えているところにエアフィルターがあって、中心の茶こしのような網の下にエアマスが付きます。




エアマス側にもリボンを付けて、エアガンで吹いてみると、当然のことながら下からは風はほとんど出てきません。
左右両側からエアガンで吹けば真ん中でぶつかって多少は下に降りてくるとは思いますが、基本的にはボックス内の圧力が上がった分がエンジンに吸い込まれていくだけの作りです。
このため、単純にボックス容量を大きくすると、全開走行ではよくても、アイドリングが不安定になったり、街乗りではギクシャクしたりマイナス要素のほうが目立ってしまうことになります。




茶こしのところにファンネルを取付けてみると、エアガンの向きは同じなのに下側に風が吹き出してきます。




さらにそれを特注のファンネルに換えてみると、下側に向かう風量が倍以上になります。
このとき導風板などはまだ取り付けていません。

これがボックス容量を大きくしてもアイドリングは安定し、加速時や上り坂など負荷がかかったときにはターボが効いたような状態になる えちごやボックスの秘密です。

問題は形状が複雑過ぎてどうやって量産化するかまだ目途が立っていないことです。
限られた数だけを全て手作りワンオフで生産していくことになるかもしれません。


By OZW





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