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テンショナー比較 その2

 
現在SJでお取り扱いしている103、104エンジン用のベルトテンショナーは、純正品とドイツの大手メーカーが製造している2社の製品です。

その2社の製品の半額以下の価格で無印製品が出回っています。
使えるものならうちでも扱おうかと思い、取寄せて、他のものと比べてみました。
今回調べたのはプーリー部分のガタ。

ガタというと聞こえは悪いですが、一定値は必要なクリアランスです。
クリアランスがゼロというは、完全固着状態です。
プーリーが回るということは、クリアランスはゼロではないということです。
もちろん、必要以上にクリアランスがあれば、文字通りガタガタで使い物になりません。




まずは、これ。
OEM製品の供給がなくなってから、当社が主に扱ってきたメーカーのものです。
厳密に言えば社外品なのですが、他のパーツでは純正採用もされている大手メーカー製です。

プーリーのガタを計測するのに、分かりやすくするために、今回は外周部を測りました。
まず2mmのプリロードをかけます。





外周部のガタは、+0.050mm -0.045mm



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こちらは、当社が扱っているもう一社のほうの製品です。
見た目も使っている部品も同じなので、パッケージは違っても、上のと同じ製造ラインかもしれません。

ガタは、+0.035mm -0.040mm

こちらのほうが少ないですが、おそらく個体差だと思います。



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純正品ですが、10万km走行の当社テスト車両から外した賞味期限切れのテンショナーです。

+0.080mm -0.075mm

新品時の倍くらいのガタになっていました。
エンジンに付いて回っている時には微妙にブレて回っているように見えなくもないという程度のガタでした。
手で揺らしてみたくらいではよく分からないレベルです。



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一般に1万円以下、安いところだと7千円前後で売られている優良品といわれるメーカー不明の無印品です。

桁が違って、+0.190mm -0.200mm

新品のくせに、10万km使い続けた純正品の倍以上のガタつきです。

手で触っただけでガタが分かります。
目で見てもすぐに分かるレベルのガタです。
ここまで来るとエンジンに付けるとベルトが揺れます。

こういう機能部品は、値段につられて知らないところから買うのは危険ですよ。



By k



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