LIQUI MOLY モリブデンパウダースプレー
エンジンオイルに混ぜる添加剤ではなく、シリンダー壁面にモリブデンを直接スプレーするものです。 マイナスイオンがどうこうとか、磁場とか放射線とか果ては宇宙エネルギーの作用みたいなトンデモ系添加剤と違って、大昔からあって今でもレース屋さんがエンジン組む時などに使っているモリブデンですから、安心です。 私が自分のクルマに施工するときはフューエルポンプリレー外してクランキングさせ、だいたい下死点になったところの気筒を探して吹きかけてしまうのですが、お客様のクルマにはエンジンファンを外し、プーリーを回して正確に下死点に合わせてから施工します。 たっぷり1時間はかかります。 ちなみに、M117やM119エンジンは、1−5−4−8−6−3−7−2の点火順です。 360度ずれた気筒のピストンは同じ位置にあるので、1番と6番、5と3、4と7、8と2は同時に作業できます。 先ずはクリーナーで壁面に付いたオイルを洗い流します。 このクリーナーは揮発性が高いので、オイルと混じってもすぐに飛んでしまいますから大丈夫です。 モリブデンパウダーは1気筒につき、2〜3秒という説明ですが、8気筒なら3秒以上やっても少し余るくらいです。 2〜3秒ずつ6気筒以下なら2回分使えると思います。 施工後10分ほどアイドリングさせて完了です。 説明書には、500kmくらい走ると効果がはっきり出ると書いてありますが、私の経験では施工後走り出すとすぐに効果が感じられ、5,000kmくらいで無くなる感じです。 By OZW |