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ブレーキローター加工


「これ、凄い食いつきいいぞ」とえちごや皆口氏。
えちごやさんとは以前からお付き合いのある、スーパーGT、スーパー耐久、全日本ラリーなどにもOEM供給してきた知り人ぞ知るブレーキメーカーが始めたローター加工だそうです。




「表面の無数の細かいスジ? こんなのちょっと乗れば消えちゃうでしょ?」

「いやいや、そこじゃなくて、極限までの歪み取りと材質の改善処理だから。」
「研磨して熱処理(焼き戻しの一種)とショットピーニング加工で、耐久性も大幅に上がっているんだよ」
「自分のクルマでテストしたら効きや耐久性以上に、特にブレーキを踏み始めた時と放した時のタッチが、平面がしっかり出ているせいで、凄く良くなったから、今回はノーマル500Eや126にも付けようかと思ってね」

ショットピーニングというのは、鉄または非鉄金属の小さい丸い球(ショット)を、高速で処理対象に衝突させて、耐久性などを向上させる技術なんですが、日本刀の鉄を何度も叩いて鍛えるのと同じで、原理的には大昔からある処理方法です。
車では、普通は、エンジン部品とかギア類くらいにしかやらない処理をブレーキローターに施すというのは、ブレーキメーカーならではの発想なんでしょう。

それにしても旧車メインなのに、次々と新しい技術を見つけて取り入れていく姿勢には脱帽です。


この加工、新品ローターよりも、ある程度走って一度熱が入って少し歪んだくらいのものを研磨して加工したほうがいいそうです。

納期1週間くらいです。

もう少ししたら、ご案内できると思います。






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