趣味車と実用車
ポルシェ930用のヘッドとクランクケースのガスケットセットです。 今日現在の当社在庫はこれ一つになってしまいました。 ナロー用のものは最近いくつか仕入れたのですが、こちらに届く前に全部売却済みになってしまっています。 まるで完成前に完売になってしまう都心部の新築マンションみたいです(^^;; 空冷ポルシェでは、最低100万円からと言われるエンジンOHが当たり前のように定期的に行われてきました。 水冷になってからは、フルOHは少なくはなっているようですが、それでも他のメーカーに比べれば圧倒的に多くの割合で実施されています。 反対にメルセデスなんかだと、エンジンフルオーバーホールなんて、ほとんど聞きません。 もちろん、もともととても丈夫に作られているというのもありますが、さすがに20万Kmも走れば初期の性能を維持できるものではありません。 それでも、ヘッドガスケットだけ交換してお終いみたいな扱いをされるは何故なんでしょうね。。 確かに、M119エンジンなんかですと、そもそもフルOH出来るところが物凄く限られていますが、それにしても需要が少ないような気がします。 そういえば、去年Only Mercedesの企画で、M119をフルOHしてみようかという話しがあって部品の洗い出しなどをお手伝いしたのですが、立ち消えになっちゃったみたいです。 趣味としてのスポーツカーと日常の足として使われることの多い実用車の違いなんでしょうが、今となっては500Eなんてもう100%趣味車になってると思うんですけどね。 |