エアコン不調ぞくぞくと
「過ぎたるは及ばざるよりなお悪し」とは、故 高田好胤(元薬師寺管長・法相宗管長)のお言葉ですが、 一般的に使われる「過ぎたるは猶及ばざるが如し」よりも当てはまる例は多いかも知れません。 エバポも交換済みという320ワゴン、暑くなるにつれエアコンが効かなくなってきて、ついには外気温と変わらない風が出て来るようになってしまったということで入庫です。 早速確認してみると、ガスは抜けていないようで、コンプレッサーも回っています。 ガス圧を測ってみると、滅茶苦茶高すぎです。 ガスの入れ過ぎです。 とりあえず、余分なガス抜いてコンプレッサーオイルを補充したら、エアコンラインが結露するくらいには効きはじめました。 ガスは2缶分くらい余分に入っていました。 それなりに効くようにはなったのですが、本来の冷え方ではありません。 どうやら、これまで圧力高過ぎで乗ってこられたためか、エキパンのバルブが半壊状態のようです。 圧力が高い状態でどれくらい乗られていたかにもよりますが、コンプレッサーがダメージを受けている可能性もあります。 ガスが抜けて足りなくなった場合には、コンプレッサーのクラッチが切れてエアコン自体が作動しなくなるので、それ以上何かが壊れていくことはありません。 反対に、入れ過ぎはあちこちにダメージを残してしまいますので、まさに「過ぎたるは及ばざるよりなお悪し」です。 By OZW |