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BOSCH C7 使い方


この前は、W126 500SEのバッテリー充電をしたのですが、今回はW124 E60の充電です。

このブログのアクセスログをみると「BOSCH C7 使い方」という検索キーワードで見に来ているひとが時々いますので、今日はC7の使い方と使用上の注意点などをまとめてみたいと思います。

C7に限ったことではありませんが、一番気をつけないといけないことは、特に充電過程の終盤で酸素と水素ガスが発生するので、バッテリーの近くでスパークさせるな、ってことです。

この観点からなのでしょう、上の写真のようにマイナスケーブルをそのままバッテリーに直接つないでしまうのはあまりよろしくなくて、マイナスケーブルは出来るだけバッテリーから離れたところでボディーアースしろと説明書には書いてあります。

もっともバッテリー単体で充電するときにはボディーアースなんて取れないわけですし、車載状態で充電するにしても普通はバッテリーのマイナス側は外して(電流がバッテリー以外に流れないように)おいて、充電ケーブルは直接バッテリーにつなぐのが普通ですから、ちょっと書いてあることがおかしいような気もします。

要は充電中トランクは開けたまま換気をよくした状態で、スパークには気をつけましょうということだと思います。




以上を踏まえた上で、先ずは何もつながない状態で電源コンセントを差し込んで、スタンバイモードになっていることを確認します。
スタンバイモードは、この写真のように青のLEDが点いた状態です。
もし緑色になっていたら、真ん中の「MODE」を何回か押してスタンバイにして下さい。

スタンバイを確認したら、一度電源コードを抜きます。
C7にはメインスイッチというものがなく、コンセントの抜き差しでしか電源のオンオフが出来ません。

電源を抜いた状態でバッテリーのプラスに充電器のプラスのクリップつなげ、説明書によるとマイナスのクリップはバッテリーから出来るだけ離れたところのボディーアースにつなげます。
(私は、車載状態でも構わずプラマイともそのまま直接バッテリーにつないでしまいますが)

つないだら、充電器の電源コードをコンセントに指します。




スタンバイからMODEボタンを一度押すと、青のLEDが緑色に変わって通常バッテリー用の充電が始まります。
また、スタンバイ状態で、MODEボタンを押さずにいると数十秒後には自動的に、通常バッテリーモードで充電が始まってしまいます。

12V、24Vかは自動判別しますし、充電方式 (サルフェーションを除去するパルス充電・通常のバルク充電・浸透充電・トリクル充電・メンテナンス充電) も自動的に切り替えてくれます。

ただ逆に、充電方式は自分では選べませんし、充電方式を示すインジケーターのようなものはありませんので、現状どの方式で充電中なのかは分かりません。




AGM(ドライ)バッテリーの場合は、スタンバイモードからMODEボタンを2回押すと、AGMのところのLEDが点灯し、AGMバッテリー用の充電モードになって充電を開始します。
通常のバッテリーでも、外気温0度以下のときは、このAGMモードにして充電します。

さらにMODEボタンを押すとモードが切り替わっていきます。




現在の充電状態やその他のモードです。

バックアップモードは、バッテリーを交換するときに車側の電源を落としたくないときに使うモードです。
このモードだけはプラスマイナスをつなぎ間違えた時の逆極性保護機能は働きませんので注意して下さい。

12V回復モードは、スモールの消し忘れなどでバッテリーをあげてしまったときに使うモードです。
通常充電より電圧も電流も大きめに流すので、このモードだけは車載状態での充電はダメということになっています。
どうしてもバッテリーを車から降ろせないときには、換気がいい状態にし、最低限バッテリーのマイナスケーブルは外してから充電器のプラス、マイナスをバッテリに直接クリップしてください。

バックアップモードと回復モードは、12Vバッテリーだけの機能で、24Vバッテリー用にその機能はありません。




充電完了したときのLED表示です。
このままつなぎ放しにしておけば回復モード以外では自動的にトリクル充電モードに切り替わります。


一番注意しなければならないのは充電が終わってバッテリーから充電器のケーブルを外す時です。
充電終期になると水素ガスと酸素ガスが盛んに発生しますので、ここで充電器からケーブルを取り外すときにスパークさせたら大変なことになる可能性があります。

C7を取り外すときには、まずMODEボタンを押していってスタンバイモード(LEDが青の状態)にします。
それから、C7の電源コードをコンセントから抜きます。
最後にマイナスケーブル、プラスケーブルの順でクリップを外して下さい。




By OZW




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