プロボックス
友人の会社の社用車、現行型のプロボックスバンです。 横浜から栃木まで往復500Kmほど運転したのですが、これがかなりいいんです。 もちろん商用車ですから、そんなに乗り心地がいいわけではないですし、空荷で走ると段差で少し跳ねる感じはあるのですが、500km走ってもそんなに疲れません。 100kgくらいの荷物を積んでいるとむしろ靭やかさを感じるくらいです。 耐久性は荒い扱いをされる商用車基準ですし、コストの関係で余分な快適装置や電子デバイスは極力省略されているのでむしろ故障知らず、この車はもう7万kmくらい走行していましたが、今までノントラブル、CVTミッションは壊れる気配もありません。 直進安定性もかなりいいですし、コーナーでハンドルを切り込んでいくと、ロールは抑えられているのに途中で荷重移動が破綻することがありません。 フロント、マクファーソンストラット/コイル、リアは 5リンク(4リンク式トーションビームアクスルにラテラルロッドを加えたもの)というサスペンション形式は旧モデルと同じですが、ジオメトリーを見直して真面目に調律し直したようです。 税込138万円で買える新車で、500km走って疲れない車って世界中探してもなかなかあるもんじゃありません。 今、国産車で何が欲しい? と聞かれたら、このプロボックスと即答しちゃいそうです。 トヨタも真面目に作れば、こんないい車を作れるのに、と思うのですが、5年位乗ったらあちこちガタがきて新車に乗り換えたくなるように作るほうがビジネス的には正解なんでしょうね。 By OZW |