WIS/ASRAというのは、メルセデスの整備情報と標準作業時間を収録したソフトです。
たとえば、この画面では、W126 500SEのエンジンマウントを交換する場合の作業時間が示されています。
エンジンマウント全て (フロント左右のエンジンマウントと、リア つまりミッションマウント) を交換するのは、1.5時間ということです。

都内ディーラーだと1時間あたり12,000円前後の工賃設定で、リフトアップなどの時間を別に基本工賃として入れるところもあるようですが、普通は税込みだと20,000円前後の請求になると思います。

フロント左右だけなら、1.2時間。リア(ミッションマウント)単独なら 0.3時間。
全部交換でも、たまたま別の整備でエンジンが降りた状態で交換するなら 0.2時間。

Ｕと書かれたところをクリックすると具体的な作業内容が確認できます。

このソフトの最新版は、ヤフオクなどで普通に売られています。
違法なんじゃないかと思うのですが、それは置いておくとしても、最近のバージョンのものは現行車種のデータは豊富な一方、126、201、124などの旧車のデータは削られてしまっています。

その辺りの車種のデータが残っているのは、10年以上前のバージョンになります。
実はその頃、某国の正規ディーラーから直接購入したものがあって、今でも個人的に使っているのですが、大きな問題があります。

10年以上前のものだけあって、Windows XP までしか対応していないんです。
先日そのPCが壊れまして、どうしようと思っていたのですが、何と今でもXP搭載のパソコンは新品で買えるのですね。

新しいPCにインストールして、WISの動作確認をしていると、面白いトラブルシューティングの記事を発見しました。

これはまた明日にでも。

By OZW