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986ボクスター 3

 
先日ご紹介したボクスターのウィンドウレギュレーター不良ですが、アメリカからパーツが届きましたので早速交換をします。

レギュレーターのメーカーはUROです。

価格は150$ほど
純正品の定価が¥32.000ですので半額以下の価格です。


これ実は最初ULOと勘違いしていました。
ULOはベンツのドアミラーのOEMメーカーで有名ですが
UROは聞いたことがありません。

ホームページを見てみると1984年創業とありますので
まだ歴史の浅い会社のようですがジャガーにOE供給認定を受けているとのことで
コピーパーツを作っているような全くの無名メーカーと言う訳ではなさそうです。




開封してみてチェックしてみると値段の割りに品質は良い感じです。
これならお客様にも販売できる物かも。

期待大で交換作業に入ります。




不良の原因ですが、プーリーからワイヤーが脱落していました。
ワイヤーがプーリーの軸に食い込んでいて、これでよく動いていたなと言う感じです。

この状態で無理やり使用していると負荷がかかりモーターまで壊れてしまいます。
危ないところでした。




モーター接続部のスプリングも新品に比べると、のびのびになっています。




取り外しも完了し、早速URO製の新品を車体に装着してみようとしたところ、おかしなことに一箇所だけレギュレーター側の固定ボルトとドアの下部の穴の位置が合いません。

左右間違えてオーダーしてしまったかなとも一瞬思ったのですが、取り外したものと並べてみるとすぐに原因が分かりました。




奥が取り外したもので手前がURO製ですが、固定ボルトのブラケット部が思いっきり曲がっています(汗
これでは穴の位置と合うわけがありません。

商品箱にはダメージが一切ないので、輸送中のトラブルではないのは明確です。
おそらくメーカーで製造や保管の段階で曲がっていたんでしょう。
出来あがったものを山積みにでもしているのでしょうか。

たまたまこの一個が不良だったのかもしれませんが、開封したときの印象が良かっただけにがっかりしてしまいました。


気を取り直して装着に戻ります。
曲がっているだけなのでプライヤーでつまんで簡単に形は戻り装着は出来ました。




装着完了後、動作確認するとスムーズに動きました。
ブラケットの曲がりはありましたが、物自体はちゃんとした物で一安心です。




レギュレーターの装着自体は簡単で、その後のガラス位置の微調整には時間がかかりましたが、十分にDIYで出来る作業です。

安価で修理完了出来た事は良かったですが、このメーカーの商品はお客様に安心してご提供は出来ないですね。。
プロジェクト的には失敗です(汗


By 藤堂



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