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景況感

 
最近、景気が良くなると、修理より新車への乗り換えが進むから、部品販売や整備工場のひとなどは嬉しくないのでは?と聞かれることがあります。

確かにバブル時代くらいの好景気にでもなれば、そういう面も出て来るのかもしれませんが、平均的には故障個所の手当てに精いっぱいなのが今の状況なので、経済状況がよほど改善していっても、買替よりは、楽しく走るための整備にお金を使うケースのほうが増えるんじゃないかと思っています。

でも、そもそも景気って良くなってるんですかね?
機械受注統計調査、消費動向調査、建築着工統計調査、内閣府の景気ウオッチャー調査、日銀短観、どれをみても数字は一応上向きになっています。
街中のビル看板や新聞の折り込み広告も増えているみたいですし、私の友人の中でも不動産関係と証券会社の連中はこの冬のボーナスはバブル期以来の大判振舞いだと聞いています。

一方、先週の産経新聞社とFNNの合同世論調査では「景気回復を実感していない」と回答したのは81・0%で、むしろ半年前より景況感は後退しているくらいです。



この前の日曜日、久しぶりに銀座まで出かけたのですが、ご覧のとおり微妙な混み具合です。
それでも、一時期よりは買い物袋を持ったひとが多くなったような気もしましたが、「ZARA」「フォーエバー21」「H&M」「ユニクロ」「gu」といったファストブランドものばかりが目立っていました。

多くの人が回復したと実感できるようになるとしても、もう少し時間はかかりそうです。


By OZW



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