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AMGの値落ち


会計法上、クルマは6年で資産価値がゼロとなるわけですから、このパーセンテージで落ちていくことを考えれば、フェラーリ・エンツォやランボルギーニ・カウンタックなど絶対的に台数が少なく需要過多なクルマを除けば、高額なモデルほど値落ち幅は大きくなります。

でも、それにしても、最近のAMGの値落ちが大きいのが気になります。
先ごろ売ってしまったW215 CL55などのようにABC(アクティブサス)の故障で最悪数百万の出費になるかもといった爆弾を抱えたクルマが敬遠されるのは分りますが、特にそういった不具合が出ない、たとえば現行あるいは一つ前の63AMGなど、BMWのMとかアルピナ、あるいはAUDIのRSシリーズと比べると、買取り価格はかなり悲惨な状況です。

先日、都内の比較的高年式な輸入車を中心扱っているお店でこの話をしたら、

「今時のAMGは、玉数が多過ぎでプレミアム感が希薄になっちゃったしね。それに、排気量がデカイでしょ。安くしてもなかなか売れないんだよね。もっとも、排気量大きくてもW124のE60 AMGとかで程度良ければ、それこそ全国から問い合わせが今でも来るんだけどね」

なるほど、自動車税などの維持費が気になるひとは車両価格が安くても大排気量AMGには手を出しにくいし、それが気にならないくらいのお金持ちなひとなら値落ちなんて気にせず新車で買って数年毎に乗り換えるか、いっそのこと20年前の希少モデルに行ってしまうということなんでしょうか。


By OZW



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