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消えた理由 2


ヘッドライトワイパー。
もともとは軍用車用の装備で、メルセデスではゲレンデに初めて導入されました。

後にW124やW126などの乗用車にも採用されていったのですが、降雪地での雪解け時期などには必需品であった一方、そうでない地域ではほとんど使用されることもなく、ワイパーブレードが朽ちてボロボロになったままの車輛や、中には必要ないからと取り外されてしまったものも結構ありました。

ヘッドライトレンズがガラスからポリカーボネート(要するにプラスチック)に変わっていき、ワイパーで拭くとキズが付きやすいということと、ヘッドライト自体の形も平面でなくなってワイパーでは上手く拭き取れなくなったことが理由で無くなっていってしまいました。
今では高圧噴射によるヘッドライトウォッシャーに取って代わられています。

私自身も当時は要らない装備だと思っていたのですが、周りにもいっぱい飛び散ってしまうお下品な噴射式のウォッシャーより、ワイパーで拭いたほうが綺麗になりますし、今となってはむしろとっても上品でお洒落な装備に思えてきます。

まだこれの付いているクルマにお乗りでしたら、ときどきワイパーブレードの交換もして、どうか大事にしてあげてください。


By OZW



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