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W126 500SE 最後の課題


今年はじめに手に入れてから3ヶ月で一気に仕上げてきた W126 500SE ですが、前に掲げた作業リストで残っているのはあと1つだけです。

内外装はもともと程度がとても良かったので手を加えるべきところはほとんどありませんでした。
走りに関しては、これまでの修理とモディファイで自分の頭の中にあった「W126 500SEの新車ならこうであるはず」というイメージと現在のこのクルマの状態は 98% は一致しています。

1%は、冷間時のATの変速ショックが若干気になるときがあるというものですが、暖まってしまえば問題ありませんし、そもそも新車時にはどうだったのか知らないので、もしかするとこれが正しい姿なのかもしれません。
あとの 1% は、足回りのブッシュ、ショックなど全部交換してみたい気持ちもあります。
ただ、いずれもまだ必要性は感じていないので、やるとしてもかなり先の話です。

そんなわけで、今の状態でも走りに関してはもうこれ以上求めるものはないというレベルなので、乗っているときには、とても幸せになれます。
実際、手を入れる前の状態だったら怖かっただろう首都高4号上り新宿ランプからの合流もすんなりこなしましたし、加速性能も十分です。

このとき思ったのですが、クルマに何を求めるのかは、そのクルマを使う環境によって大きく違うんですね。
岐阜に住んでいたときなら、126にここまでの加速性能は必要なかったので、少なくともファイナル比を変えるようなことはしなかったと思います。
代わりにヘアピンカーブが連続するような場所での運動性能を考えてビルシュタインのショートストロークなどを組むことを考えたかもしれません。




最後の課題のドアミラーの格納も都内にいるから必要なわけで、他の場所では考えもしなかったと思いますが、都心ではやはり欠かすことの出来ない機能です。

個人的に借りているこの駐車場ですが、車幅190cmまで対応の、普通車用のエレベーター式としては一番大きなものです。
ところが、幅 182cmしかないW126 500SE は、タイヤは余裕で収まっているのに、ドアミラーを畳まない状態だと、結構ギリギリです。
左右どちらかに寄ってとめてしまうとセンサーにひっかかって怒られてしまいます。




とりあえず手動でもいいので上手く畳む方法はないかと思って解体屋さんからW126用のドアミラーを買ってきて中の機構を覗いて見ると自分で何とか出来るような感じは全くしません。
そこで、機械加工を得意としているような会社に片端から連絡してみましたが、どこもいい返事はもらえません。
ようやくサンプルを見てみたいといわれたところがあったので、送ってみましたが、1から作ったほうが早いと言われる始末です。




W126 500SEの場合、左は手動なのですが、右は電動なので加工するにしても作るにしても一段とハードルが高くなってしまいます。
格好悪いけど、今どきの車のものを流用というのが現実的なのか、と諦めかけていたところに、一社送ってみてといわれて左右セットで送ったところから、「手動でいいなら出来そう」と返事がありました。
そのままお願いしたのは言うまでもありません。

出来上がりは1ヶ月くらいあとになりそうです。
これが上手くいけば、W124のほうもお願いするつもりです。
もしかすると、こちらは製品化できるかもしれません。


By OZW



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