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ASRカットオフスイッチ


私のE60には、ASR機能をオフに出来るカットオフスイッチが付いています。
もちろん、普段はわざわざこれをオフにすることはありません。
ちょっとハンドル切ってアクセル踏み込むとすぐにランプが点灯して、ASRが結構介入していることが分かります。
ちょっとお節介なくらい、と思わないでもありません。
特にこのE60は、OS技研のLSDも組み込まれていることもあって、多分本格的に攻めるときにはASRはオフにしたほうが速く走れそうです。

ベンツのASRというのは「リア左右、前輪の回転差をセンサーで検知していて、スリップ率が一定以上になると、スロットルアクチュエターによりアクセル開度を閉じる能動的安全装置」だと理解していたのですが、アクセル閉じるのはどちらかというと2次的動作で、先ずはABSユニットを介して駆動輪のうち、すべって空回りをしている側にブレーキをかけるんですね。

ここでようやく合点がいきました。
本来のトルクがちゃんと出ている6Lだとドライブシャフトが折れるという例のあの話です。

なるほど、アクセルガツンと踏んで大きなトルクで回転しているタイヤを勝手にブレーキで抑え込んだら、ドライブシャフトは雑巾しぼってるような状況になってしまうわけで、そりゃあ捻じれて酷けりゃ折れますわな。




てことは、ASRをオフにしておけば、ドライブシャフトは大丈夫ってことじゃないですか。

ただ、BRABUSメーターの場合 OFFにすると、真ん中にデカデカと警告表示が点きっ放しになって鬱陶しいのと、濡れた路面だとサーキットでもオフにはしたくないと思うくらいズリズリになります。

ドライのサーキット走行用のデバイスだと思います。
公道だと集中力が持つ間だけ (せいぜい30分くらい?) ちょっと楽しむのに使う程度でしょうか。

私の場合、腕もたいしてありませんし、公道でそこまでマジに攻めませんから、やはり基本的には常にオンですね。
クルマ全部を潰すよりはドライブシャフトだけ折れたほうがまだいいですから(^^;;


By OZW



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