VWの劣化
VWの排ガス規制回避のための不正ソフト。 自分自身が一般走行しているのかテストモードで走らせているのか判断してテストモードのときだけ触媒を働かせるようにするという例のプログラム。 あれ、BOSCHがテスト用として作ったのですが、実は似たようなプログラムは10年以上前から国産車にもありました。 もっとも、こちらは排ガス規制対策というよりカタログ燃費用だったようです。 もちろんテスト用ということで実際の試験に使用されたのかどうかは知りません。 それはともかく、VWが今回のことをしでかしたことについては私は全く驚きませんでした。 というのも、ずっとVWのパーツを見てきている立場からすると、ここ数年のクオリティーの劣化が酷かったのです。 新車だけちょっと乗って絶賛している自動車評論家のひとたちと部品屋とでは見る視点が違っています。 作っているほうは分かっているのでしょう。 壊れたらとっとと交換すればいいと考えているようです。 AUDI A4 のパワステポンプです。 小型化され軽量化された分、燃費効率は良くなっていると思います。 正面から見るとプーリーにすっぽり隠れてしまうくらいです。 それはいいのですが、ここに耐久性という概念はありません。 実際、結構壊れます。 当然リペアキットはありませんので、壊れたらアッセンブリー交換です。 今回の事件をきっかけに、部品ひとつひとつのクオリティーにももっと真面目に取り組んでくれるようになるとを願っています。 By k |