M119 ライトチューニング
これ、500Eよりは圧倒的に速く、普通の6Lならいい勝負になるくらいです。 当然のことながら、そのまま5Lを載せただけではなく、圧縮比は11.0:1 (ノーマル500Eは 10.0:1)に上げ、ポート研磨に、W210 E50のカムを流用しています。 カムに関しては、W124 E60 AMGのものは今となってはほぼ入手不可能、仮に手に入るとしてもとてつもない値段でしょうから、W210のAMG用のほうがエンジンまるごと買い取ってもまだ現実的な値段かもしれません。 ただ、W124のM119に W210 AMGのカム流用だと、それだけではむしろ遅くなるようです。 レッドゾーン手前の数百回転のところだけにしか効かないので、0-100Km/h も、0-400m もほとんどどの領域でタイムは遅くなり、体感出来るのはせいぜい240Km/hから上の加速が少しよくなる程度、というのが実際にやったひとの共通認識です。 なので、カムと圧縮比アップはセットで考える必要があります。 それをしないのなら、いっそエンジンまるごと載せ替えてしまったほうがいいかと。 ハイカムを活かすためのタコ足も是非欲しいところです。 このクルマの場合は、4Lのときに既に装着してあったのでそのまま使用します。 低速トルクを補うための排圧可変マフラー。 400E用の1速発進ATと相まって、不用意に踏み込むとホイールスピンが収まりません。 エアコンコンプレッサーのステー ハワステポンプのステーも極限まで軽量化します。 ここまで全てやっても、えちごや的にはライトチューンというらしいです。 まあ確かに、この仕様だとドライブシャフトまではひん曲げることもありませんし、ATも普通に持ちそうです。 はじめは半信半疑だった「まともな6LだとドライブシャフトもATも持たない」というNIIBE氏や皆口氏の言葉も今では全くその通りと納得しています。 俺のは大丈夫というのは、本来の馬力が出ていないか、踏んでいないか、のどちらかです。 (ちなみに私は踏んでません) とすれば、思い切り踏めるこの5L仕様が一番のお勧めかもしれません。 By OZW |