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W124 500E 5速AT載せ替え その1

 
現在 W124 500Eなどで使われている722.3系機械式4速ATは、強度的な問題もあって、定期的なOHが必要です。
ところが、OH用の純正パーツは恐ろしい勢いで値上がりし、真面目に交換すると部品代だけで50万円を超えてしまうところまで来てしまいました。




スタンドアロンのTCU(トランスミッション・コントロール・ユニット)が発売になったのを機に、最近あちこちで話題になり始めたのが、722.6系電子制御5速ATへの載せ替えです。

もともとATのカプラーからATFが入り込んで電気的に壊れるという話し以外、機械的に壊れたという話しはほとんど聞かないくらい丈夫なミッションですから、載せ替え時にOHして対策しておけばもう最後まで使えます。
それにロックアップ機構があるので高速燃費は確実にアップするでしょうから、長い目でみれば経済的にもお得な選択かもしれません。

ギア比を調べてみました。
例えば、私のE60の場合 リアタイヤ 275/35R18、ファイナル比はノーマル500Eと同じで2.82 なんですが、
これで計算してみると、 6,000rpmまで回した時の守備範囲はこんな感じになります。

722.3の4速では
1速62.3km/h、2速116.3km/h、3速184.0km/h 4速260.0km/h

722.6の5速だと
1速72.3km/h、2速118.5km/h、3速179.8km/h 4速259.5km/h 5速312.7km/h

722.6のほうが、1速、2速はローギアード、3速はハイギアード、4速はほぼ同じです。
5速に関しては、260km/h以上出すことはそうないと思いますが、むしろ高速をゆっくり走りたいときには快適だと思います。
そこから必要な時には4速に落とせば、今までと同じ走りになりますし、3速までダウンすれば今まで以上の加速が生まれます。

さらに、1速がハイギア過ぎて使い難い素の500Eはもちろん、2速でもホイールスピンしてしまう私の60には最適のセッティングということになります。

これは載せるしかないでしょう。
ねぇ、皆口さん・・・


By OZW





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